もくじ
Ping
ICMPを利用するプロトコルです。
- エラーレポート機能
- ネットワークの診断機能
Pingを利用して疎通確認が出来ます。
Router# ping 192.168.11.2 Type escape sequence to abort. Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 192.168.11.2, timeout is 2 seconds: !!!!! ←ICMPエコー応答を受信した Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 1/3/4ms
- !
エコー応答を受信した - .
タイムアウトした - U
宛先に到達できない - Q
送信元制御メッセージを受信した - M
フラグメントできない - ?
不明なパケットタイプ - &
パケットのTTL超過
ICMPはIPヘッダでカプセル化されてIPパケットとなります。WindowsのtracertはICMPパケットを利用します。
traceroute
目的地までの経路確認が出来ます。疎通できない場合はどの経路のどのルータでパケットが止まっているかを知ることで障害箇所を限定することが出来ます。
スイッチにケーブルを接続したところ、ポートのLINKランプが点灯しない。
- ケーブルの両端が正しく接続されていない
- ケーブルが断線している
- ポートが故障している
- スイッチの電源が入っていない
点灯しているかどうかで物理層レベルでの確認ができる。
ランプがついていて通信できない場合は、データリンク層, ネットワーク層レベルの障害になります。
ランプの色
SYS
- グリーン・・・正常
- オレンジ・・・システム障害
ポートランプ
- グリーン・・・正常
- グリーン点灯・・・正常。データ転送中
- グリーン、オレンジ交互に点灯・・・リンク障害発生中
- オレンジ点灯・・・STP計算中
- 消灯・・・物理障害
ルータでPPPの認証に失敗している。
データリンク層での問題。
ルータでPPPの認証に失敗しているということは、認証の設定が対応側のルータと一致していないことが原因。
PPP(Point to Point Protocol)は専用線などのWANのポイントツーポイントリンクで利用するデータリンク層プロトコルです。PPPにはオプションとして認証機能があります。
ルータのインターフェイスは正常にupしているが、CDPネイバーが検出できない。
データリンク層での障害。
CDPが正しく動作していないことが原因。