もくじ
実数
実数 = {有理数, 無理数}
有理数と無理数をまとめて実数と呼びます
有理数
整数か分数で表せる
ex)
- 1, 2, 3, ・・・ 100
- 1 = 1/1
- 2 = 2/1
- 3 = 3/1
有限小数
ex)
- 0.5 = 1/2
- 0.3 = 3/10
- 1.5 = 3/2
循環小数
- 0.33333333333・・・ = 10/3
分数で表すことが出来ます。
本当に循環小数は分数で表せるの?
表せます。
無理数
- 整数でも分数でも表せない
- 循環しない無限小数が無理数
ex)
- √2 = 1.41421356237・・・
- √3 = 1.73205080757 ・・・
超越数
- π = 3.14159265359 ・・・
- e = 2.71828182846 ・・・
実数ではないもの
- i(虚数)
- 四元数
√2が無理数である証明
背理法で証明します。
√2が有理数であることを仮定して、仮定した結果を矛盾させることで無理数であると証明出来ます。
√2が有理数であるならば分数で表現することが出来るので、最大公約数が1となる自然数m, nを使って上記で表してみます。
式の両辺をnでかける
√2 × n = m
更に2乗します
2n^2 = m^2・・・①
2n^2は2でかけているので必ず偶数になります、
そうなるとm^2も偶数であることになります。
つまり、mは偶数です。
奇数は2乗しても奇数でもあるからです。
mが偶数であるなら、
m = 2kと表現出来ます。(kは自然数)
2n^2 = m^2・・・①に代入すると、
2n^2 = 4k^2
n^2 = 2k^2となります。
すると、nもまた偶数ということになります。
これは下記に矛盾します。
√2が有理数であるならば分数で表現することが出来るので、最大公約数が1となる自然数m, nを使って上記で表してみます。
mとnが偶数であるならば、さらに約分することが出来るからです。
したがって、√2が有理数であるということは間違いになります。
有理数でないならば、無理数であるということになります。
@see
- Newton 虚数がよくわかる